インディアンテントとインディアンジュエリーのお店 ~|ジーフィールド

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Q1.「ティピー」って何?
「ティピー」とは、北アメリカの平原に住み、バッファローや鹿など狩りを主生活の手段としていた狩猟部族のインディアン(ネイティブ・アメリカン)が住居として使用していた移動式テントのことを言います。英語では【tipi・tepee】と表記されます。
インディアンの言葉でティピーの”ティ”は「住む」”ピ”は「使う」という意味があり、文字通り”インディアンのお家”を表現してるというわけです。
構造は横から見ると三角テントのように見えますが、底面が円形の”円錐(すい)形”です。
放射状に組み上げた骨組みのまわりに幕体となる布を巻き付けて完成します。もともと幕体にはバッファローの皮をなめし、つぎはぎをしながら大きく広げたものを利用していましたが、現在ではコットンを使用するのが主流です。
弊社ではコットンでのティピー製作はしておりません。
Q2.ティピーの大きさをあらわす「feetサイズ」がよくわからない
日本ではあまり馴染みのない「feetサイズ」ですので、本来なら「mサイズ」か「cmサイズ」で表記する方が大きさのイメージが付き易いのですが、現地インディアンが使用しているサイズ表記に習って弊社でも「feetサイズ」を使っています。
弊社で主に使用しているfeetサイズにつきましては以下のページをご参考下さい。
「Tipi」ティピーfeetサイズ表
こちらのサイズ表は弊社基準のサイズです。
Q3.ティピーの上に開いている穴は何のため?
ティピー焚き火 ティピーの最大の魅力はテントの中で焚き火ができることです。
キャンプでは通常タブーとされているテントの中で火気使用ができるというのが面白いところですが、それには理由があります。昔の日本家屋と同様に気密性が低いことが最大の理由です。焚き火をすればどうしても煙が発生してしまうのですが、その煙を外に排出するために上に穴が開いている構造になっています。ちょうどティピーが巨大な煙突のような役割をしている感じです。ちょうど洋服の襟を立てたように左右についている部分をスモークフラップといい、風向きにあわせて立てたフラップの向きを調節して風に乗せて煙がうまく外に出るように調節します。ティピーを設営する時はフラップの方向が風下になるように意識して設営します。
Q4.雨が降った時はどうするの?
ティピー雨対策 ティピーの上にあるスモークフラップという洋服の襟のような部分を畳んで、雨の侵入を防ぐようにします。
フラップを閉じてあげることで雨の侵入を緩和することはできますが、ティピーの構造上、どうしても骨組みのポールが突き出た部分から雨漏りしてしまいます。
一時的な雨や弱い雨程度でしたらそれほど雨漏りも気になるほどではないのですが、長雨や強い雨などの場合ですと断続的に雨漏りがつづいてしまいます。
ティピーを愛用する上では永遠のテーマでもあります。
弊社では完全に雨漏りを塞ぐために上の穴の部分をなくしてしまったタイプや外部に傘を被せたタイプ、内部に天井シートを取り付けることで雨の侵入を防ぐタイプなど様々なティピーの製作もいたしております。ご相談ください。
Q5.ティピーの中に虫は入ってこないの?
ティピー虫対策 ティピーは密閉されたテントではないためシートの下の部分や入り口にできる隙間、上部の穴から虫が入ってくることもあります。
夏の一番の悩みの種である蛾や蚊の襲来です。
ティピーの中で焚き火をしてしまえば煙出し穴からは虫が入ってくることはほとんどありませんが、夏場に焚き火をするのも大変です。
夏場には虫は入ってくるものと覚悟を決めて、ティピーの最大限の利点を活かして虫除けの線香やロウソクをたいて虫の侵入を防ぐのがベストかと思います。また、最近は屋外用の虫除けパッチシールや長時間効果のある虫よけのジェルなども市販されていますのでこちらの利用もおすすめです。スプレータイプの虫よけもありますがが、火気を使用するティピーの中ではスプレー使用は大変危険ですので使用上の注意をよく読んでご使用ください。
Q6.風が強い日の使用は?
ティピー風対策 弊社のティピーはシートの周囲をペグダウンして地面に固定できるように設計されています。
また、急な強風での倒壊を防ぐために張り綱(ロープ)を設置できるように対策されています。
しかし、張り綱を強く張りすぎてしまうことが原因で生地の破損を起こす場合もあります。風が強い日、雷雨など特に危険を感じる悪天候下での使用は避けてください。
ティピーは高さがありシート面積も大きいため、どうしても風の影響を受けてしまうことがあります。台風直撃などあらかじめ暴風が予想される時は事前に撤収するなど対策が必要です。
すべて撤収することが面倒であればせめてシートを丸めた状態にしておくだけでも効果があります。
Q7.ティピーの設営は何人ぐらいでできる?
ティピー設営風景 弊社でレンタルしている8feetサイズ~14feetサイズくらいまでの大きさでしたら大人の男性1人でも比較的簡単に設営することができます。ただし、14feet以上になってきますと大きさもシートの重量も増えてきますので大人2人以上で設営をするのが効率的ですし、安全のためにも賢明です。
いずれにしても安全に効率的に設営するためには大人の方が2人以上で作業されることが好ましいです。
ちなみにインディアンの世界ではティピーを設営することもティピーをメンテナンスすることもお家を守ることは女性の仕事と決まっていました。また、取扱説明書を見ずにティピーを設営するまでには多少の経験とテクニックと慣れが必要になってきます。
Q8.ティピーを設営するのって大変そう!時間はどのくらいかかるの?
はじめてティピーを設営する方でも設営ができるように、弊社のティピーをご購入またはレンタルいただいた際には各種サイズ毎の「設営手順書」や「取扱説明書」をご用意し標準でお付けいたしております。そのため、最初に手順書を確認していただいた上で設営に挑んでいただければ14feetサイズのティピーでも2人で30分程度で設営できてしまいます。
当然ながらサイズや設営に要する人数によっても変動しますし、16feetサイズ以上の大型のものになりますと準備、調整等を含めても1時間以上かかってしまうこともあります。
各サイズとも設営手順は基本的に同じですが、ポールの本数やシートの大きさも各サイズ毎に変わります。また、設置場所の環境によってもその準備段階からの時間も含めてしまうと大幅に時間をロスしてしまうこともあります。
イベントやキャンプ大会など、タイムスケジュールが決められた場所での設営の際は、ある程度時間の余裕を持って設営に取り掛かることをおすすめいたします。
特に初めて設営される方はさらに時間の余裕を見て準備をしてください。
設営が不安!時間がない!という方には出張設営もいたしております(有料)。詳細は「ティピーの出張設営について」をご覧ください。
Q9.ティピーの重量は?
重量はサイズや生地の種類によって当然変わってくるのですが、目安としてシートの重量は
・8feetサイズで4kg~6kg
・10feetサイズで6kg~9kg
・12feetサイズで9kg~13kg
・14feetサイズで12kg~19kg
・16feetサイズで15kg~24kg
・18feetサイズで20kg~30kgぐらいです。
ポールは8feetサイズで7kg~13kg、10feetサイズで12kg~15kg、12feetサイズで14kg~22kg、14feetサイズで19kg~26kg、16feetサイズで26kg~29kg、18feetサイズで33kgぐらいです。
Q10.ティピーの運搬方法は?
ティピー運搬方法 ティピーのサイズが大きくなるにつれて収納サイズも当然大きくなるのですが、本体シートは畳んで収納すれば宅配便でも配送することが出来る大きさになりますので自家用車のトランクにも収納できます。
弊社で主に使用するポールは、竹とアルマイトポールの2種類。アルマイトポールの場合、伸縮できますので車での移動も運搬も比較的簡単になります。竹ポールの場合は、折り畳みができないので車の屋根にキャリアをつけてそこに積むようになります。
なお、車長を超える長さのポールを車載する場合は警察の許可が必要になります。ご注意ください!
竹の運搬をする場合は、どうしても手間がかかってしまいますが、設営した時の雰囲気はアルマイトポールよりも良いです。 それなりにお金はかかってしまいますが運送屋さんに頼んで現地まで運んでもらいましょう。弊社でも出張をいたします。
Q11.ティピーの中で焚き火をしても平気なの?
ティピーの最大の魅力でもあり特徴はテントの中で火が使えるということです。
ティピーは昔の日本家屋と同様に気密性が低いため、ティピーの裾の部分から空気が入って上昇気流で煙が上から出て行くというような空気の流れになり煙は自然と外に出ていきます。
調理や冬場の暖を取るなど、テントの中でワイルドに焚き火ができるのはティピーならではの楽しみ方のひとつです。 ただし、いくら焚き火ができると言っても、キャンプファイヤーができるわけではありません。
火気使用の際は十分ご注意の上、火元を離れず大きな炎は上げないでください。大きな火でシートやポールに高熱を与えすぎますと燃焼や損傷の原因となります。 また、火気使用時は適度な換気をし、ティピーを離れる場合やお休みの際は火を完全に消火してください。
Q12.ティピーの中で焚き火をした時に煙はこもらないの?
ティピー焚き火 ティピーの最大の魅力でもあり特徴はテントの中で焚き火をすることができることです。
焚き火をすればどうしても煙が発生します。その時発生する煙を外に逃がすためにティピーの上には穴が開いています。ちょうどティピーが巨大な煙突のような役割をしている感じです。ティピーの内部は煙で燻されますので、長く使用していくうちにシート本体もとうぜん燻製のように燻されてすすけていきます。ティピーの裾の部分から空気が入って上昇気流で煙が上から出て行くというような空気の流れになり煙は自然と外に出ていきます。ただし、煙をうまく外に出すために、設営時はフラップの方向が風下になるようにして設営します。
Q13.ティピーの中で焚き火をした時に一酸化炭素中毒の心配はないのでしょうか?
ティピーは昔の日本家屋と同様に気密性が低いため、キャンプ場で見かけるドームテントのように密閉されたテントではないため中で火気を使用しても一酸化炭素中毒などの心配はありません。インディアンが一酸化炭素中毒を起こしたと言う話は聞いたことがありませんので長い歴史の中でも実証済みです。また、一酸化炭素は空気より軽いため上部の穴から外へ排出されることもその要素でもあります。
テントの中で火気を使用することはタブーとされておりますが、一般に一酸化炭素中毒事故は密閉された空間での炭素含有物の不完全燃焼が引き起こす原因といわれております。そのような原因をふまえて、過去に弊社ではティピー内における一酸化炭素検証実験を実際に行いました。詳細はそちらをご覧ください。「ティピー内における一酸化炭素検証実験
Q14.ティピーを収納した時のサイズは? 保管する方法は?
ティピー収納 ティピーのサイズが大きくなるにつれて収納サイズも当然大きくなるのですが、シート自体は収納して収納バックに詰めてしまえば、宅配便でも配送することが出来る大きさになります。
また、伸縮式アルマイトポールの場合は8feetサイズ用で1.2m、18feetサイズでも1.8mまで短くなりますので移動運搬もしやすくなります。
問題は竹ポールの場合で設営時の長さそのままででの運搬となります。
竹ポールにつきましてはこちら「竹の取り扱いについて
アルマイトポールにつきましてはこちら「アルマイトポールの取り扱いについて
をご覧ください。
Q15.ライナーってどんな役目をするの?
ティピー焚き火 ライナーはいろいろな役割を果たしてくれます。ライナーを設置することでティピー内に空気の流れをつくります。本体シートの縁から上がって煙突へと抜ける通気路を確保して換気を良くしてくれます。通気はティピーの中から煙を外に追い出す役割をするわけです。また、裏張りは夜、焚き火の明かりによってシートの内側にティピー内部の影が映し出されることを防ぎ、プライバシーを守ってくれます。特に、寒い季節には、焚き火の暖気を外に逃がすことを防ぎ、内部を暖かく保つことができます。結露を防ぐ役目にもなり、内部を快適に保ってくれます。
番外編.「インディアン」という呼び方は差別ではないのですか?
「インディアン」という呼称につきましては、多方面で差別語ではないか?
「ネイティブ・アメリカン」と呼ぶ方が良いのではないか?など、特にアメリカを中心にその議論がされ、差別語としてインディアンと言う呼び方を使わないメディア等もあります。
しかし、日本においてはインディアンを侵略してきた歴史もありませんし、その呼び方をすることで差別をしていると感じていると言った人には会ったことがありません。
むしろ、その呼び方をすることで親しみを覚える人の方が多いと感じています。
彼らにとっては、スー、ホピ、ナバホ、コマンチ、チェロキー、サントドミンゴ、ズニ等々たくさんの数え切れない部族名があります。そして彼らはそれぞれに立派な部族独自の誇りと伝統と文化を持っております。白人からインディアンと呼ばれ侵略と迫害を受け、生まれ育った土地や文化、大切な家族や財産すべてを奪われてきた彼らインディアンの悲しい歴史を知る上でも大切な呼び方だと考えております。
今、自然と仲良くローインパクトな付き合いを続けてきた彼ら「インディアン」の生活術が見直され、注目されてきています。その意味から考えても現在のアメリカの祖先であるかのような「ネイティブ・アメリカン」と言う呼称を使用することに疑問を感じてしまいます。
弊社では「インディアン」という呼び方につきましては差別語と捉えること自体がナンセンスと考えており、心より彼らへの畏敬と愛着、尊敬の気持ちをこめて、これからも「インディアン」という呼び方を愛用させていただきます。
なお、これはあくまでも弊社の見解であり、これが正しいという方向付けをするための回答ではございませんのでご了承くださいませ。
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